ミネラルウォーターから発がん性物質が検出

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富士山麓のきれいな水(ミネラルウォーター)から検出された発がん性物質について

回収は「富士山麓のきれいな水(ポッカ)」以外にも|発がん性物質検出

 2016年10月28日、富士ピュア株式会社(山梨県南都留郡西桂町)が製造し、ポッカサッポロ&ビバレッジが販売する「富士山麓のきれいな水」に基準値を大きく上回る発がん性物質が検出され、山梨県の衛生薬務課により製品の回収命令が出されました。
水の安全という生き物の根幹にかかわるショッキングなニュースについて、どのくらいの危険性があるのか、どうすればよいのかまとめてみました。

 

(*当サイトではポッカサッポロ&ビバレッジの商品は紹介していません。)

 

ニュースのポイント
  • 基準値の倍に当たる発がん性物質(臭素酸)が水1リットル当たり0・02ミリグラム検出された
  • 回収対象は同日製造された7551ケース(1ケース6本)。すべて県外に出荷されたという。賞味期限は2018年8月4日

富士山麓のきれいな水から検出された発がん性物質は「臭素酸」

今回の件で検出された発がん性物質は臭素酸です。

 

臭素酸とは、厚生労働省の資料(基21 13104 臭素酸 1.物質特定情報 (WHO 第2版)によると、「経口暴露(飲んだ場合)においてはおそらくヒト発がん性物質である」とされています。

 

しかし、今回の件で検出された量であれば、基準値を上回る発がん性物質といえども、直ちに影響があるというものではなさそうです。

 

臭素酸はどのくらい飲むと発がんのリスクが高まるのか?

 

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社によると、今回、臭素酸が検出された富士山麓のきれいな水をのんで発がんしない摂取量の目安は毎日27.5Lであると発表されています。

 

 

以下、引用

食品安全委員会の食品健康影響評価結果によると、発がんしない摂取量(耐容一日摂取量)は、1 日に体重1kg あたり11μg(※)です。これを体重50kg の人間に換算すると1 日あたり0.55mg であり、0.02mg/L 含むミネラルウォーターでは、毎日27.5L飲むことに相当します。

※μg(マイクログラム)は、mgの1000分の1
商品の回収のお詫びとお知らせ|ポッカサッポロ

 

 

この発表によると、回収対象の「富士山麓のきれいな水」を少し飲んでしまっても、発がんリスクを心配する必要は有りませんが、気分のいいものではありませんね・・。
もしお手元にある場合は飲まずに回収してもらいましょう。

 

回収対象商品は「富士山麓のきれいな水2L」のペットボトルだけではない

ニュースを見ていると、「富士山麓のきれいな水」のみが回収対象であるように見えるものもありましたが、実は回収対象となっている銘柄は2種類あります。

 

回収は「富士山麓のきれいな水(ポッカ)」以外にも|発がん性物質検出

 

【対象商品】

 

(1)『富士山麓のきれいな水 2L』
JANコード:4560151624075

 

(2) 『富士山の清らかな水 2L』
JANコード:4560151629162

 

 

 

賞味期限は2018年8月4日

 

返品方法・問い合わせ電話番号は、ポッカサッポロに明記されています。

どこから混入したのか?富士山の採水地は安全か?

 

ポッカサッポロの発表によると、発がん性物質の臭素はミネラルウォーターを消毒する際に副生成物として発生するものとしては認識しているものの、
消毒の際に生成された物質が基準値以上になったのか、採水からボトル詰めの工程で混入したものなのかはまだはっきりとしていないようです。(2016年10月29日現在)

 

この度、弊社が富士ピュア株式会社に製造を委託し販売しております「富士山麓のきれいな水 2L」(賞味期限2018年8月4日)において、食品衛生法に定められた成分規格のうち、基準値を超えた臭素酸が検出されました(※臭素酸の基準値0.01mg/L以下に対し、0.02mg/L検出されました)。現在のところ、お客様からの体調不良に関するお申し出はいただいておりません。

 

 原因につきましては現在調査中ですが、万全を期すため、市場にある本商品および同じ工場で製造した商品について、回収させていただきます。
http://www.pokkasapporo-fb.jp/em/info_161029.html

 

 

ちなみに今回の製品を製造した富士ピュア株式会社のウェブサイト上では今回の件については発表されていません。(2016年10月29日現在)

 

富士山はペットボトルのミネラルウォーター以外にも、ウォーターサーバーの採水地としても有名ですので、他の製品への風評被害を食い止めるためにも早期の原因究明が求められます。

 

 

 

 

 

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