浄水サーバーとしては、やや後発にあたる「locca(ロッカ)」ですが、あとからリリースされただけに他社よりも改善されている点がいくつか見当たります。

デザイン面は主観的なものなので省くとして、価格面・スペック面で見た場合、「locca」はスタンド型浄水サーバーの中で最安値で、タンク容量も大きいので水切れの心配がないというのが最大のウリ。

しかし、注意したいのは、「常温水抽出機能」が付いていないことです。

料理(炊飯や出汁とり)に常温水を頻繁に使いたい場合は、locca以外を検討してみてもいいかもしれません。

「常温水機能は別に要らないかな？！」
「最安値にこだわりたい！」
「loccaのデザインが好き！」

という方にはとてもおすすめな浄水サーバーです。

loccaの特徴的な王冠のような形をしたタンクは、かわいいもの好きのあなたにピッタリ♪
無印良品的なモダンなデザインの浄水サーバーは他社にもいろいろありますが、フランフランのような雑貨テイストのデザインを取り入れているのはloccaだけ！

サーバー本体のデザインは、サーバーを使っていないときでもずっと目に入って、気分を上げてくれたりするので、見た目だけで決めてしまうっていうのも「アリ」かもしれませんね！

セルフ給水型の浄水サーバーは上部タンクを簡単に開けられるので、不特定多数の人が集まる病院の待合室などで使用しにくいという弱点がありました。
しかし、loccaはタンクにカギがかけられるので、公共の場所でもイタズラを防止して衛生的に使えます。

タンク容量が大きいと何が良いかというと、いっぺんにお湯や冷水を使っても水切れが起きにくいという事です。

どういうことかご説明しましょう。

浄水サーバーは上部タンクに溜まった水をフィルターでろ過して、内部の温水タンク・冷水タンクに振り分ける仕組みなので、それぞれのタンク容量以上に水やお湯を一度に使う事が出来ない弱点があります。

例えば、コンパクトタイプで人気の「エブリィフレシャス ミニ」だと温水タンク容量が0.9Lなので、コーヒー(200cc)だと4人分を作るのがが限界。

loccaは同価格帯の他機種(例えばハミングウォーター)と比較して浄水タンク容量が1.3倍(熱湯)〜1.5倍(冷水)くらい大きいので、一度に水を使っても水切れを起こすことがありません。

（水切れを起こすと、再び水が温まる(冷えるまで)30分から1時間くらいはかかります。）

loccaの温水タンクはコーヒー(熱湯200cc)なら9人分を一度に作れる容量です。
大家族や来客の多いオフィスでも活躍すること間違いありません。

かわいい見た目のloccaが実はすごい！という意外なメリットですね。

loccaの月額は3,146円。

これは、「温冷水機能付きスタンド型ウォーターサーバー」の中での最安値！

といっても、他社と比べるとそれほど大きな差という訳でもないので、同価格帯で他のサーバーも見てみたいという方は次の比較表を参考にしてください。

💴スタンド型ウォーターサーバ価格比較

locca(ロッカ)	月額3,146円　＋　初期費用3,300円
アクアスタンド	月額3,278円　＋　初期費用無料
ピュレスト タンク式	月額3,630円　＋　初期費用8,800円
ハミングウォーター	月額3,300円　＋　初期費用2,200円
シャインウォーター	月額3,630円　＋　初期費用無料
6位　エコサーバーネオ	月額4,950円　＋　初期費用無料
6位　エコサーバートリニティ	月額4,950円　＋　初期費用無料

loccaには残念ながら、温水・冷水を抽出するレバーしかないので、常温の水をすぐに使えません。
料理や常温水ダイエットなどに使いたい場合は、自分で温冷水をブレンドする必要があります。

ですので、常温水をサッと使いたい方は、他メーカーの常温水機能付きの機種も検討してみましょう。

loccaの契約期間は3年。
他の業者だと１〜２年という事が多いので、比較的長い部類に入ります。

loccaは水道直結が必要ないセルフ給水なので、引っ越しの際の手間や工事費は必要ありません。
しかし、他社のような１〜２年契約であれば、短いスパンで別の業者の新しいウォーターサーバーを使えて衛生的なので、少し考えさせられますよね。

現在のところloccaには卓上タイプのモデルはなくスタンド型のみ。
お部屋やキッチンのスペースに余裕がない場合は、他社のもっとスリムなタイプや卓上コンパクトなウォーターサーバーを探してみましょう。

loccaのようなセルフ給水タイプのウォーターサーバーは、一部の例外を除いて訪問メンテナンス(内部のクリーニング)がないことが一般的です。
loccaのタンク内部には殺菌用のLEDが搭載されており、ノーメンテでも衛生的に使えます。